アッシュの冒険 ネコの森のロゼッタ
この絵は、今描いている漫画のイメージイラストです。
今描いている漫画はオリジナルで、ジャンルはSFファンタジーといったところです。
タイトルは「アッシュの冒険 ネコの森のロゼッタ」。
現在80ページのネームが完成していて、ちょっと原稿に取り掛かかる前にコンセプトイメージとして描いたのがこのイラストです。
左奥がイェーガーのアッシュ。右手前がニャルー族のロゼッタ。下の猫はネコドラゴンのドラにゃん。
この二人と一匹が主要キャラで、アインガルトという世界のネコの森・カッツェヴァルトが舞台となります。
イェーガーというのはハンターのドイツ語で、この世界ではモンスターハンターだったりトレジャーハンターだったり、要するにファンタジーにおける冒険者のような存在です。
そしてモンスターを「ガンツァー」と呼び、ニャルー(族)は人型ガンツァー(人間サイズ)、ネコドラゴンは巨大ネコ型ガンツァーということです。
そんな設定の、イェーガーのアッシュと人型ガンツァーのロゼッタのお話です。
タイトルやキャラのネーミングについて
アッシュの冒険 ネコの森のロゼッタ(Asch Der Jäger: Rosetta Im Katzewald)
Asch Der Jägerはドイツ語で、アッシュ・デア・イェーガーと読みます。
英語ならアッシュ・ザ・ハンターといったところで、古典翻訳風に言うと「猟人アッシュ」みたいな。
それもかっこいいけど猟人という言葉は出てこずイェーガーとそのまま言うので、イェーガーのアッシュの冒険譚ということで、ストレートに「アッシュの冒険」としました。
アッシュは英語で「灰」を意味しドイツ語ではAsche(アシェ)ですけどアッシュにしたいし、Ashでもいいけど素っ気ないからもっと個性があるといいかなと思うし、人名にはAschはあるのでこれにしました。
実はシュヴァルツシルトとテスタロッサというオリジナルキャラがいたのですが、アッシュとロゼッタはそれの生まれ変わりのような気がしています。
設定は全然違うのですが見た目がどうにも似ているし、綴りがAschはSchwarzschild、RosettaはTestarossaに含まれてる。
副題は「Rosetta Im Katzewald(ロゼッタ・イン・カッツェヴァルト)ネコの森のロゼッタ」ですが、これは風の谷のナウシカ的な感じのやつです。
綴りは不思議の国のアリスのドイツ語「Alice im Wunderland(アリス・イン・ヴンダーラント)」をもじりました。
作品のイメージ
何気に目指しているのは、80年代のマイナー誌っぽい感じ。
というかロリコン誌というか。レモンピープルとか漫画ブリッコとか。
ああいうのに載ってたエロ要素が申し訳程度にしかないSFファンタジー的な。
ちみもりを、阿乱霊、藤原カムイ、唯登詩樹、かがみあきら……あの辺のかっこいい漫画の中に、もし自分の描いた漫画があったら。
あの時描けなくて、雰囲気をマネすることしかできなくて、でも本当はずっと描きたくて……
でも今なら描ける! 雑誌はないが! でも描く!
……みたいな感じで、鋭意制作進行中です。